政治力には4つあると思う。
・人間力
・実行力
・未来を描く力
・伝える力
政治力の良し悪しではないので、良い政治家、悪い政治家の話ではない。
日本の政治家は人間力が重視されているように思う。
そして、人間力は相性だ。
自分と一緒だ、自分と同じだ、いいと感じる。
共感力、共感させる力の方が正確かもしれない。
そのために、玉虫色の政治家がたくさん生まれている。
有権者も、自分に合ってると思っているから、裏切られたと感じやすい。
「私もあなたと同じです」、「あなたの取り得た人生が私かもしれない」
または、憧れの人も該当する。
光背効果は働きやすい。
芸能界からの立候補や、アスリートが該当する。
人間力は大事だが、人間力しかない人は何もないのと同じ。
計画したり、調整したりする実行力。
ビジネス書によく取り上げられるGTDをはじめとするタスク管理能力は、実行力を向上させる。
官僚等の事務方がこのスキルに優れている
実行するのが得意でも、目的がなければ意味をなさない。
なんのためにが抜けてしまえば、ただ過ぎゆくだけ。
未来を描く力。
これしかない人は、妄想癖とか言われる。
終末論もある意味では未来を描く力なので、新興宗教の教祖はこの力があると言えるかもしれない。
未来を描いても、経過が示せなければ絵空事になる。
伝える力
誤解を与えない、またはわざと誤解させる。
伝えるのが得意でも、伝えるものがなければ宝の持ち腐れ。
伝える力があっても、気づかれていない人もいるのかもしれない。
こうして分析すると、普通の会社も変わらない。
総理大臣も社長も一緒だ。
未来を描いて、計画して、実行するために、他の人に伝えて動かしていく。
全部やるのは大変。
分業してもいいと思う。
でも、もう一つやり方がある。
それが、人間力。
他の力が一切なくても、人間力だけで他の人を動かすことはできる。
言い換えれば、人間力は人を動かす力だ。
でも、そこに描かれた未来も、計画も、伝達もなければ、不幸が生まれるか、何も生まれない。
だれかを動かして、何かをなしても、それが価値あるものかはわからない。
自らに価値があると信じるなら、できれば4つの力があるといいと思う。
何もないなら、どれもある程度まで成長させると世界が広がる。
どれかだけ、できるようになると、世界はむしろ狭くなる。
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