おはようございます、なおきちです。
シリーズ3回め。完結編です。
あらためまして、瞑想のポイントは、
正しいかどうかは置いておいて、続ける
集中力をつけることが目的
「できた」ことにこだわらない
の3つです。
今回は、最後の「できた」ことにこだわらないを中心にお話します。
Contents
集中力の正体
前回まで、一心不乱に集中できなくても、脱線したことに気づいて元に戻ることができれば、長いスパンで考えれば集中できていると考えることができる、というお話でした。
もう少し噛み砕きたいと思います。
集中力があがる、集中力がついた、という状態を想像するときは、どのような状況を考えますか?
スポーツ選手で言うところの「ゾーン」
聖闘士星矢で言うところの「セブンセンシズ」
のように、ものすごい集中力を発揮できる、と考えがちです。
私見ですが、瞑想ですぐに得られる集中力はこういったものではないです。
極めて行けば近づくものかもしれません。
ただ、私のような凡人でも集中力が上がったと自覚できるのは、こうしたものではありません。
目的は集中できなていない状態に自分で気づくこと
集中できてないな、と思って、再度集中すればいいのです。
むちゃくちゃに5分集中できる状態を、100%の集中×5分=500の成果、と考えるのではなく、
そこそこの集中を60分続けることができる状態を、70%の集中×60分=4200の成果、と考えるわけです。
いやいやいや理想は、100%の集中×60分=6000の成果、ではないか、と思いますよね。
それは、きっと「ゾーン」です。
ここ一番の集中が長く続くのはあるとありがたいです。コントロールしてその状態に入れるなら理想的です。
ゾーンクラスのコントロールができなくても、おそらく70%の集中×60分なら誰でもできるようになります。
中高生の頃、やる気がでなくて勉強できなかった経験はありませんか?
私はたくさんあります。
いつかやる気が来るものだと思ってました。
やる気は、ゾーンに近いものを求めていたように思います。
もしあの頃、勉強をはじめればそこそこの集中力を発揮して作業ができれば、勉強のハードルはもう少し低かったのではないかな、と思います。
少し脱線しました。
大切なことは脱線に気づくこと。脱線から戻ってくること
決して脱線しないことではないのです。
大事なのでもう一度。脱線して戻ることが目的で、脱線しないことではありません。
「できる」ことを求めるのは、「脱線しない」ことを求めることです。
そんなことできるようになる必要はありません。
脱線しましょう。そして戻りましょう。
では、脱線に気づくためにどうするか、です。
前回は、呼吸や数を数えるなど、無意識でも簡単にできそうなことを挙げました。
スクワット。
どの筋肉がどう動くか意識して、他ごとを考えない。
指折り数える。
指を曲げて、数字を数える。
こうした、シンプルなものに何かを足すと、考えることが増えるので集中しやすいかもしれません。
集中しやすすぎても脱線しにくくなるので、自分に合うものを見つけましょう。
「無心で考えない」も集中の指標になるかもしれませんが、難しいです。
「他に行った」ことが自覚しにくいからです。
無心になってもいいのかもしれないけど、寝ちゃってるならだめ。
私はよくこうなります。
朝起きて、座って、目を閉じて呼吸を意識するうちに寝ちゃう。
寝た瞬間は全く意識できていないので、あまり良くないな、と思います。
達人の瞑想は違うものかもしれないですが、気軽に始められる瞑想ライフにあなたも挑戦してみませんか。
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