鈴木奈々は2度言う。一つでいいですか、と私は言う。

タレントの鈴木奈々さんの話です。

おバカで、茨城から通っているという、何となく距離感の近い感じのするタレントです。
世間一般の評価が高いのか低いのかは分かりませんが、個人的には嫌みのないいい人だな、と思っています。
実際の鈴木奈々さんの狙っている戦略かどうかは分からないのですが、一視聴者の目線で考えてみました。

同じフレーズを2度言う

その鈴木奈々さんですが、同じフレーズを2回言う、という特徴があります。
最初の頃は何とも思っていなかったのですが、何度も見ているうちに「これは!」と感じるようになりました。
視聴者の目線から、タレントがテレビに出演するとき、その露出時間は長いほうが仕事をしている、という評価になると思います。
露出が多いから、認知度が上がり、派生する他の仕事への依頼も増えるのではないかな、と思うのです。
長く映るために、いろいろなキャラ付けをしたり、持ちネタがあったり、プロレス的なやりとりをしたり、知識や学歴があったり、、、と様々なアプローチが取られています。
○○があるから、という状態で呼ばれるための戦略であろうと考えることができます。
しかし、鈴木奈々さんの戦略は逆です。
長く映ることを目的として、またキャラ付け等の技術的な要因に頼らない方法を開発したのです。
それが、「同じことを2回言う」です。
同じコメントを言っても単純に尺は倍になるし、その一連の流れは編集しづらそうな印象を受けます。
そして、同じコメントを2回言っても内容が薄いので重たくならないのです。
いやー、すごいなー、と思っていた時に思いだしたことがあります。

たくさん売る方法

小売業で対面で接客をする際の小技で、「一つでいいですか?」と聞く方法があります。
出典は忘れてしまったのですが、理由を添える必要もなく、まっすぐ聞くだけで良いそうです。
というのも、結果としてのもう一つ購入することに対する理由は、お客さんが考えるからです。
考え始めたら理由を作って追撃してもよいのですが、これだけで半数くらいのお客さんがもう一つ買っていきます。
特に消耗品であれば、一つ目を買うと二つ目の購入に対するハードルが下がるように感じます。

応用

同じことを2回言う、同じ商品をもう一つ買ってもらう、シンプルなやり方だからこそ結果がでるのかな、と思いました。
と、すると他の方面にもまだまだ応用できるのかもしれません。
勉強に応用すれば、貯金に応用すれば、と考えていけばまだまだ可能性はありそうです。
僕は500円玉貯金をしているのですが、貯金箱に500円玉を入れるときに、もう1枚小銭を入れてみようかなと思いました。

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