ネガティブノートのススメ(3) ~書き方と日記との違い~

おはようございます、なおきちです。
前回は、ネガティブノートがどういうものか、簡単に紹介しました。
今回は、具体的にどのように書いていくかについて紹介したいと思います。

◆ネガティブノートの書き方

最初に大事なことは、一人にで静かなところにいることです。
と言っても私の場合なので、他の人と一緒にいてもできるかもしれません。また、うるさくてもできるかもしれません。
できれば、自分の正直な気持ちを書くために、外界からの刺激を極力受けないほうが、経験上うまくいきます。
楽な状態で、ノートを開きます。
まず必ず書いた日付、必要に応じて時間を書いておきます。
嫌なことや辛かったこと思い出しながら、ひたすらノートに書いていきます。
人の名前は実名でも、アダ名でも自由に記載しましょう。
出来事の日時は書いてもいいし、書かなくてもいいです。
何も考えずに、頭に浮かんだことを咀嚼せずに書いてもよいですし、少し考えながら書いてもいいです。
時系列をきれいに書いてもいいですし、行ったり来たりしてもいいです。
大事なことは、頭の中をそのまま出すこと。
分かりやすさや、きれいさ、視認のしやすさは気にしないで書きましょう。
翌日または数日後など、少し時間をあけて同じページを読み返します
書いた時から時間あけることで、その時の自分に客観的に向き合えるようになります。
向き合えず、読み返しながら怒りがこみ上げてきたら、更に追記していってもいいでしょう。
何度か繰り返すうちに、その出来事は自分の中で「過去のできごと」になります。
「いやなこと」に接して、つらかった自分に冷静に向き合えるようになったら第二段階です。
辛かった過去の自分に対してアドバイスをします。
アドバイスでなくても、共感でも、同意でも、まとめても、過去のノートにアクセスして、その時点の自分の感性で過去の自分に介入します。
必要に応じてここでも日付や時間を入れておきます。
書き加えるなら、文字の色を変えて書き込んでもいいでしょう。
見返すのは、自分がしっくりくるまで何度も行います。
改善策が生まれることもありますし、受け入れられるようになるだけのこともあります。
答えが出ることもあるし、出ないこともあります。

見返すときに大事なのは、ネガティブノートに書いてある事は解決すべき問題点ではなくその時自分が感じたこととして認識することです。
人それぞれ記載のルールがあると思うので、書きやすいように書くことが1番です
つらいことを客観的にとらえ、自分がどう考えたかを理解し、どう対処するか考えることで、同じことで何度も同じように悩むことが減っていきます。
それでも何度も悩むかもしれません。
しかし、2回めに悩んだ時に、過去のノートを見直すことで、そのときの自分がくれるアドバイスや言葉に接することができます。

◆日記との違い

日記をつけている方は、嫌なことがあると日記に書くことが多いのではないでしょうか。
日記にはいいことも悪いこともいろんなことを書きます。
私の場合、日記はEvernoteで管理をしているので、後から検索したり見直すには優れていますが、俯瞰するのにはあまり向いていないと感じています。
手書きのノートをEvernoteに取り込んで管理したこともありますが、あまり自分の中身を理解する助けにはなりませんでした。
雑多になった中から求める情報にアクセスしやすいですが、ふんわり見るのには不向きなのではないかと感じています。
類似ノートの検索など、Evernoteには便利な機能もありますが、私には紙のアナログ感の方が好きです。
あるいは、好みの問題かもしれません。
日記は、出来事や感情が時系列に並んでいきます。
ネガティブノートは、つらいことだけが並んでいきます。
日記は過去の自分に出会うことができる、と定義するなら、ネガティブノートは辛かった自分に出会うことができます。
さらに、ネガティブノートは、辛かった自分に声をかけた自分にも会うことができるのです。

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