緊急事態宣言が解除されました。
政府や自治体の長はリバウンドを警戒して、気を緩めないよう報道されています。
気を緩めずに感染対策をするのが、緊急事態宣言ではないのか、友思うのですがどうなんでしょう。
緊急事態宣言が解除されても気を抜かず、緊急事態宣言と同じような生活を求めるのであれば、緊急事態宣言の解除とは自治体が補助をしない緊急事態宣言なのではないのか、と感じてしまいます。
で、緊急事態宣言について考えてみました。
まず、緊急事態宣言とはなにか。
新型コロナウィルスの感染拡大がすすむことで、医療が逼迫し、新型コロナウィルス及び使用できる病床等が減ったことで死者が増える状態を避けるための施策
だと思っています。
気候変動等の人間を除く条件を除外しているものの
今の陽性者数は2週間前の人の動きや感染状況を反映し、
病床使用率や重症者数は1〜2週間前の陽性者を反映し
死亡率は少し前の重症者数を反映する
実行再生算数は、グラフの傾きを示す
と考えられます。
で、みんな知ってることだけど、新型コロナウィルスは飛沫感染が主で、一部で空気感染(エアロゾル感染)とも言われています。
接触感染もあると言われて、店舗ではドアノブの清拭等をしていますが、実際はほとんど起きないと言われています。このあたりの、しなくていい感染対策を明らかにしてほしいなと思ってます。
どちらにしても遠隔では感染しません。
つまり、新型コロナウィルスが東京から沖縄に勝手に飛んでいくことがないのです。
人間がいないと遠くには行けないのです。陽性者、または発症者が運んでいるのです。
しかし、人の流れが全て感染させるわけではありません。
当然のことながら、ウィルスを保有する人が感染させます。
しかし、誰が感染してるかわかりません。
陽性率が高い地域から移動した人は、感染させる確率、広げる確率は上がります。
低ければ確率が下がります。
以上のことから考えると、
①まず、死亡者数を減らすことが目的であれば緊急事態宣言の指標は陽性者数で良いはずです。
陽性者が増え始めるとその後医療が逼迫するので、養成者数をもとに緊急事態宣言を出します。
時短営業だけではない対策が今後求められるでしょう。
②重症者数が下がって来た頃には、陽性者数はその少し前には下がってきているはずです。
なので緊急事態宣言終了の指標は重症者数になるのではないでしょうか。
重症者と病床の関係がクリアでない場合は、病床使用率も指標になるはずです。
③新型コロナウィルスの感染はウィルス単体で飛んで行きません。
これまでの感染モデルをもとに、感染伝播のモデルがある程度明らかにすることができた後に、規制の単位を県単位なのか市町村単位なのかと言う部分が議論されるだろう思います。
④実効再生産数は直線的だったグラフの動きを二次曲線的にする可能性があります。
なので実効再生算数が増えた場合は、緊急事態宣言発出のタイミングを従来の陽性者数の指標よりも低く設定する必要があるでしょう。
⑤それぞれの指標の具体的な数値については今後の知見が集積されていくので収束されていくのではないかと思います。
トライアンドエラーで適切な値を探っていくしかないと思います。
と、考えているのですが、マスコミも政府発表も、数値の前に右往左往するばかりで、基準の設定や使い方について説明がされていないように見えます。
本当は、ここに経済状況を加味して基準が設定できればベストなのにと思います。
政治主導とは、こうしたモデルをつくることで、科学者はモデルを評価し、優秀な官僚が具体的な策を作ることだと思うのですが、この国では、指摘と提案ばかりで前に進まないのは残念だなと思います。
リバウンドを気をつけろっていうのは簡単だけど、
リバウンドがなにかもわからないし、
起きたらどうするか、どうなるかも示されていない。
先週と比べてどうか、っていう話は聞き飽きました。
先週が300人で、今週305人で、自粛が徹底されてないなんてことはないと思います。
誤差ですよね。
来週が500人なら、誤差ではなくて感染拡大だから、新たな施策が必要ですよね。
新たな施策を検討するための時間稼ぎをするために、本当は緊急事態宣言があったと思うのですが、どうなんでしょう。
次、感染者数が増えたら政治はなんていうのか、楽しみです。
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